電気とガスをセットで契約すると、月々の料金から一定額が割り引かれる「セット割引」が用意されている乗り換え候補があります。ただしこの割引は、セットで契約している間だけ適用される金額であり、割引が終了した後の料金は、割引前の基本の単価に戻る点に注意が必要です。
セット割引はどのように適用されるか
たとえばENEOSでんきとENEOS都市ガスを両方契約した場合、電気料金から月100円(税込)が割り引かれる仕組みが用意されています(出典: ENEOSでんき・ガス「でんきとガスをまとめてお得に」)。この割引はガス料金側ではなく電気料金側にのみ適用される設計で、電気だけ、ガスだけを契約する場合は対象外です。セット割引が適用される金額と適用されない金額を区別して確認しましょう。
割引が終了した後にどう変わるか
セット割引は、セット契約を続けている間だけ適用される金額です。片方の契約だけを他社へ切り替えた場合や、セット契約自体を解約した場合は、割引が適用されなくなり、月々の請求額は割引前の水準に戻ります。乗り換えを検討する際は、割引が適用された金額だけを見て「安くなった」と判断するのではなく、割引が終了した場合にいくらになるかも合わせて確認しておくと、想定外の負担増を避けやすくなります。
「セット割引がある方がお得」とは限らない
セット割引があるかどうかだけで乗り換え先を選ぶと、割引を差し引く前の基本料金・電力量単価が実際には他の候補より高い場合を見落とすことがあります。セット割引の金額そのものは月100円程度と、電力量料金・基本料金の差額に比べると小さいケースもあるため、割引の有無だけでなく、割引前の金額そのものがどの候補で最も安いかをまず確認することが重要です。電気だけ、ガスだけを乗り換える予定の方は、そもそもセット割引の対象にならないため、割引の有無を判断材料に入れる必要はありません。
契約後に確認しておきたいこと
セット契約を結んだ後は、実際の請求書やマイページで、セット割引が正しく適用されているかを毎月確認しておくと安心です。万一、片方の契約先を変更した場合や、対象プランから別のプランへ変更した場合は、セット割引の適用条件から外れて割引が終了することがあります。契約を継続する予定でも、対象プランの条件が変わっていないかを時々見直しておくとよいでしょう。
試算するときのポイント
電力・ガス乗り換え損得シミュレーターでは、セット割引が適用される前の金額と適用された後の金額の両方を年間差額として確認できます。契約アンペア数・月間の電気使用量(kWh)・ガス使用量(m3)を入力し、電力・ガス乗り換え損得シミュレーターで両方のパターンを見比べておくことをおすすめします。実際の料金は地域・季節・燃料費調整額/原料費調整額の変動により異なります。電気・ガスの料金プランは各社が随時改定するため、本ツールのデータは調査時点のものです。
本サービスは特定の電力・ガス会社への乗り換えを断定的に推奨するものではありません。本試算は各社が公表する基準単位料金(燃料費調整額・原料費調整額を含まない基本の単価)を基準にしており、実際の請求額にはこれらの調整額が別途加算・控除されます。本試算は東京電力エナジーパートナー・東京ガスの供給エリア(首都圏)の料金水準を基準にした目安であり、実際の料金は地域・季節・燃料費調整額/原料費調整額の変動により異なります。電気・ガスの料金プランは各社が随時改定するため、本ツールのデータは調査時点のものです。最新の料金・キャンペーン内容は必ず各事業者の公式サイトでご確認ください。(本ツールのデータの調査時点: 2026-09-12)